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 ていねいに時間をかけて、全国の多くの方々のやさしきお手にも支えられて完成した、映画「あの日のオルガン」の全国上映が、2月22日全国の53スクリーンでそのスタートを切りました。
 何回経験しても、初日の数字とお客様の反応は気がかりなものです。
 しかしながら、私はこの日を、この作品とは別の仕事で徳島で迎えました。
 そして、翌23日上京、この上映のメイン会場となった、新宿ピカデリーでの舞台あいさつの回に、製作委員会メンバー一同が集合となりました。
 新宿ピカデリーで最も大きな580席のシアター1を満席に埋めた舞台に、上映終了後登場いただいたのは、この作品のダブル主役をつとめていただいた戸田さん、大原さん、そして疎開保育園の園長役の田中さんと平松監督でした。
 それぞれの方々が、語る作品への思いや撮影中の裏話に、場内の観客の方々は映画の感動を更に新たなものにもしていただいた様でした。
 このスタートの日22日に、やはり初日を迎えた作品は何と35本もありました。
 幸い、ご覧いただいた方々の反響は素晴らしく、「ぴあ」の初日満足度調査では、僅かな差で一位はのがしましたが堂々の第二位を占め、我々製作委員会一同、今後への期待を抱かせるスタートとなりました。
 劇場上映はスタートを切りましたが、私たちの全国上映はこれだけで終わるものではありません。
 夏からは、映画館が姿を消した町にも村にも、ていねいに時間をかけてこの上映を拡げて行きたいと願っています。
 いよいよ長い旅のスタートです。
 皆様方のご支援を心よりお願い申し上げます。
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新宿ピカデリー
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# by cinema-tohoku | 2019-03-05 17:39 | 映画 | Comments(0)
 訪れた九州は、もはや春の風情でした。
 梅の紅色と、菜の花の黄色に彩られた宮崎県を巡って、今日の朝は熊本で迎えました。
 「あの日のオルガン」がたどるべき道がやっと見えて来た思いです。
 各県毎にていねいに作品に込めた私たちの思いを語って、その輪を全国につなぐ旅は、佳境に入って来た様です。
 「エクレール~お菓子放浪記」の折、熊本には何度か訪れていました。
 熊本市に泊って、朝時間のある時には、朝の空気を胸に、熊本城を訪れることも楽しみにしていました。
 加藤清正ゆかりの、国の重要文化財にも指定された、まさに天下の名城です。
 訪れる度に、天を衝くが如き天守閣の姿に、ほれぼれする思いで見入っていたものでした。
 そして、あれから7年・・・。
 久し振りに訪れた熊本城は見るも無残な姿に変っていました。
 2016年に発生した熊本地震は、熊本県と大分県に甚大な被害を与え、この被害は熊本城にも及んでいたのでした。
 美しい曲線を描いていた石垣はそこかしこで崩れ、天守閣は巨大な修理のクレーンに囲まれて、城はかつてのりりしい姿を取り戻す必死の努力を重ねていました。
 それでも街には活気が戻り、その未来に向けて確実な歩みを踏み出していることに、人の限りない生命力も感じながらの、熊本の朝の散歩でした。
 人の生活の営みを取り戻し始めた熊本県に向けて、人の命の尊さを語る「あの日のオルガン」をしっかりとお届けしたい・・・。
 今日も、精一杯の努力を我が胸に誓っての出発です。
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 1月が駆け抜ける様にして去って行った2月4日、時ならぬ暖かさに包まれた東京で「あの日のオルガン」初の一般へのご披露となった、「プレミア上映会」が開かれました。
 会場となった、東京有楽町の丸の内ピカデリーには、開始前から待ちわびた観客の波・・・、600席を満席に埋めた華やかな雰囲気で開会となりました。
 この映画企画が最初に語られてから42年、私たちが再度の映画化に立ち上がってからも5年の時間が流れていました。
 今の時代に〝子どもの命と平和〟を語ろうとした私たちの願いは、いよいよそのスタートラインに立つことになったのでした。
 初のお披露目の舞台には、この映画で若き保母役を見事に演じて下さった、戸田恵梨香さん、大原櫻子さんはじめ5人の女優と平松監督が、そして、この映画で、必死になってその未来に生きた子どもを演じてくれた〝子役〟達も登場、会場は人へのやさしさと、映画への期待に包まれたのでした。
 開映・・・、会場を満席に埋めた観客は、笑いと涙でこの作品に応えて下さいました。
 そして、上映終了後には思ってもいなかったサプライズが・・・。
 主演の戸田恵梨香さんが再度ご登場下さったのでした。
戸田さんが舞台に立つや、会場からは驚きと感動のお声が・・・。
戸田さんは、こんなお話で観客との交流をはじめられたのでした。
 〝戦争ものにはこれまでも出演してこなかったので、はじめは、この出演のお話を聞いた時、お断りしようと思った。それでも・・・。私は神戸で生まれて阪神淡路大震災と6歳の時巡り合った。あの時見た真っ赤に染まる空を思い返した時、この戦争の時代を描く作品で、私でも出来ることがあるのでは・・・。そんな思いで出演を引き受けました・・・。〟
その後交わされた会場との感想のやりとりでは、感極まって泣き出す方も出るなど、心暖まる交流の場となったのでした。
こんなやさしさに包まれながら、この作品は全国への旅に発ったのでした。
人の幸せを願って・・・。
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プレミア上映会



# by cinema-tohoku | 2019-02-14 17:44 | 映画 | Comments(0)
 「あの日のオルガン」の監督脚本を担当して、見事なお仕事でこれに応えて下さったのは平松恵美子さんでした。
 平松さんは、倉敷市でお生まれになりました。
 若い頃から映画に心を寄せるようになり、〝年間300本も映画を観るすごい高校生が居る〟と県内でもいささか話題になる方だった様です。
 岡山大学に進学され、卒業後東京の会社に就職しましたが、映画への思いはやはり断ち難く退職、松竹山田洋次監督のシナリオ塾に通い始めました。
 持ち前の分析力たっぷりの頭脳と、冷静な知性故か、みるみるうちにシナリオづくりにその才能を発揮して、山田監督のお目にとまり、いつの間にか山田監督と「共同脚本」をになうまでになりました。
 そして、ご高齢を迎えた山田監督にとっては、今や欠くことの出来ないパートナーとしてご活躍されていました。
 「あの日のオルガン」の製作を思い立った時、私たちがこの監督・脚本として白羽の矢を立てたのが平松さんでした。
 お渡しした原作に、幸い彼女は熱く共感して下さり、平松さんの手による脚本づくりからこの制作はスタートしたのでした。
 そして作品は無事完成を迎え、引き続き公開劇場の編成に着手、その劇場の一つに設定されたのが彼女の故郷倉敷の、ムービックス倉敷でした。
 この映画の完成と、倉敷での公開決定が倉敷に届くや、平松さんにゆかりの方々や、市民の方々はこの報を喜びをもって受け止めて下さいました。
 そして、このお声は急速に〝平松恵美子応援団〟に結集して行ったのでした。
 迎えた1月17日は、平松監督をおむかえしての、応援団の発足を兼ねた県下最初の試写会、私もこの地を訪れました。
 これまでも幾度か倉敷を訪れていましたが、倉敷の看板とも云うべき、古い蔵の建ち並ぶ「美観地区」を訪れたのはこれが初めてのこと。見事に古い街並が残された街の風情にいささか感激の思いでした。
 そして、試写会場となった、これも古い建造物倉敷公民館には、会場のそこかしこで、平松さんとの再会を喜ぶお声が響いていました。
 上映終了後、舞台に立った平松監督は、会場から注がれる市民のやさしき、そして応援のまなざしにしばし絶句・・・会場は、映画への感動もあいまって、不思議なやさしさに包まれたのでした。
 応援団の主だった方々と開かれた夜の懇親会は、試写会場の雰囲気をそのままに持ち込んだものとなり、尽きぬ話は平松監督の倉敷を舞台にした次回作にまでおよび、夜は更けて行ったのでした。
 こんな人のやさしさに支えられながら、この作品は2月22日、全国への旅をはじめます。
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倉敷・・・蔵の街並み

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クランクインの日、平松監督と



# by cinema-tohoku | 2019-02-01 16:03 | 映画 | Comments(0)
 映画「君の笑顔に会いたくて」製作のきっかけは今から4年前のことでした。
 宮城県名取市で、長年にわたって保護司としてのご活動を続けて来られた大沼えり子さんとお会いしたことが、この企画のスタートとなりました。
 大沼さんと幾度かにわたってお話をする中で、心ならずも罪を犯し、それでももう一度、社会の中で立ち直ろうとする人たちを、全身全霊で支えよとする彼女の姿に感銘し、そしてその情熱の原点にあったものが、子どもたちに寄せる深い愛情であったことに気がついた時、この映画の製作を決意していました。
 この企画に幸いにも、宮城県の24人の企業人の方々がご賛同の手を重ねて下さり、又法務省、全国保護司連盟を始めとした多くの方々のご支援で、一昨年7月この作品は無事完成を迎えました。
 そして、そこから始まった全国上映は一年を経て全国160ヶ所、7万人の感動の輪をつなぐこととなったのでした。
 その一ヵ所一ヵ所に、この映画の上映を通して、心通う地域社会と子どもたちの健やかな成長を願う、保護司の方々を先頭にした地域住民の方々の願いがあり、数々のドラマもございました。
 こんな私共の活動が法務省のお目にとまり、この度、68回目を迎えた社会を明るくする運動に貢献があった、とのことで法務大臣からの感謝状の贈呈式が法務省でございました。
 この日は、吉本興業の社長様と私が法務省に招かれ、感謝状が山下法務大臣から直接手渡され、身に余るご評価をいただきました。
 しかしながら、この日頂戴致しました感謝状は、この映画製作を支えて下さった全国の多くの方々へのご評価であり、又地域での上映を通して更生保護の心を多くの住民の方々に語ろうとした、全国160ヶ所の上映を実現して下さった方々へのご評価でもあることも深くかみしめながら法務省を後にしたのでした。
 本年は、更生保護制度70年の記念の年・・・この日のご評価を力に、制度70年を語る上映会としてこの上映の輪を更に大きく拡げなければ・・・こんな決意も胸にいだきながら・・・。
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(前列右から門山政務官,株式会社シネマとうほく鳥居,山下大臣,吉本興業株式会社大﨑様,岡本様)
(後列右から松本秘書課長,小山官房長,黒川事務次官,畝本保護局長)


# by cinema-tohoku | 2019-01-07 16:03 | 映画 | Comments(0)