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 飛行機と高速バスを乗り継いで北の大地帯広を訪れました。
 久しぶりに足を運んだ北海道でしたが、暖冬の影響か道路の上には雪はなく、北の地にも春の足音が近づいていることを語っていました。
 「荒野に希望の灯をともす」が素晴らしい勢いで上映の輪を全国に拡げていました。
 しかしながらその上映地に目をやるなら、上映の地域差がどうしても目についていました。
 東北や長野、東京、長崎等、上映が大きく拡がっている地域の反面、残念ながらごく僅かの上映に止まっている地域もございました。
 この差は明らかでした。
 私たちがその地を訪れて、上映の働きかけを積極的に行った地域と、足を運ぶことが出来なかった地域の差異でした。
 その上映があまり拡がっていない地の一つが北海道でした。
 足を運んで、上映の開拓をしなければ・・・と思いながらもわが身ひとつの悲しさ・・・日々の仕事に追われてそのままになってしまっていたのでした。
 そんな折、<帯広九条の会>の方からご連絡がございました。
 帯広九条の会創立20周年の記念企画として市民に向けてこの映画の上映を計画してみたい・・・と。
 意を決して、エイ・ヤ!とばかり、帯広におうかがいしようと決めて、この度の北海道訪問となったのでした。
 夜、帯広名物<豚丼>をつまみながらのご相談は順調に進み、終了時には11月17日1,000名目標の上映として、北海道の地に<命と平和>を語る旗を掲げていただくことになったのでした。
 また老体にムチ打って・・・北の大地への行脚はこれからスタートを切りそうです。
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帯広駅



# by cinema-tohoku | 2024-04-05 12:30 | 映画 | Comments(0)
 以前のブログでも触れました、長野県<三市連鎖上映>が見事な大成功をおさめて、最後の実行委員会が松本市で開かれました。
 この場には、茅野市、松本市、塩尻市三市の実行委員会から12名の方々がご参加、この上映を大成功に導く大きな役割を果たしてくれた信濃毎日新聞社のご担当の方も加わって、にぎやかな楽しい最後の実行委員会となりました。
 この企画を立ち上げた時、私が頭の中に描いた観客の目標は三市トータルで1,500名でした。
 しかしながらこの私のイメージは、見事なまでに予想はずれとなったのでした。
 当初上映運動が始まった時、前売り券の販売数は茅野市を除くなら、いささかの苦戦を強いられていました。
 でも・・・信毎に告知広告が掲載されるや・・・各地の実行委員会の方々のお声がはずみ始めたのでした。
 “たくさんのお問い合わせのお電話が入って、プレイガイドも売れ始めた・・・”と。
 信毎の広告はその後も回を重ねて、上映が近づいて来た時には、各地の実行委員会の方々の顔色が今度は青くなって来たのでした。
 “プレイガイドの売れ枚数が急速に拡大して、このままでは観客を収容出来なくなる・・・”と。
 急遽対策を練って、茅野市は上映回数を当初の3回から5回に増やし、松本市と塩尻市は上映予定会場の他に第2会場を設定し、その対応にあたりました。
 そして迎えた上映当日・・・いくつかの事前の対策はしたものの、おいでいただいた観客の数はそれをも上回り、せっかくおいでいただいたにもかかわらずご入場出来ずに、次回にお回りいただいて、何とか3市の上映を無事に終えることが出来たのでした。
 最終の観客数は3市トータルで4,000名を数えるまでに膨らんだのでした。
 熱い会場となりました。
 人の幸せと正義を求める方々の願いが会場に響き、主催者と観客の方々の思いが一つになったこの上映会の反響は、多くの県民のお声となってしばらくは止むことはありませんでした。
 現代社会に目をやるなら、極度にまで高まった<政治不信>に加えて、1月1日突然北陸を襲った地震からの復興も未だ明らかにならず、国の未来に漠たる不安の拡がる今、この上映会に示された民意は私たちの歩む道の先に、確実な<希望の灯>をともしてくれたのかも知れません。
 4,000名の観客の内訳が明らかになりました。
 プレイガイドで売れた前売券の数と、当日券でご覧になった数の合計は、3市それぞれで600~700枚。
 そして、実行委員会の方々による手売りの前売り券がこれもそれぞれ600~700枚。
 地域の上映運動と、報道媒体の力が一つに合わさったこの<三市連鎖上映>の経験は私にこの作品の持っている更なる可能性を雄弁に語ってくれたのでした。
 カバンの中に映画の資料をつめ込んで・・・。
 全国への行脚の日々はこれから先に続いていくようです。
<「荒野に希望の灯をともす」三市連鎖上映>最後の実行委員会_a0335202_10071589.jpg
会議終了後の昼食会には話の花が満開に



# by cinema-tohoku | 2024-03-18 10:10 | 映画 | Comments(0)
 長野県内各地に、「希望の灯」が次から次へとともっていました。
 年明け最初にこの灯をともしてくれたのは佐久市の市民の方々でした。
 浅間山のなだらかな山すそが拡がる佐久市では昨年、“中村哲さんの映画上映を実現したい・・・。”そんなお声があがり、周りに賛同の輪を拡げようとお呼びかけをしましたが、返って来たお声は、“何を今さら・・もう何度も観ているよ・・・”こんなお声でした。
 この作品の配給について製作元の日本電波ニュース社と話し合いを始めた時、電波ニュースから伝えられたのは、同名の<DVD版>がすでに発売されていて、本来は上映権のないこのDVDを使って各地で上映がされていて、この動きが私たちの配給の障害にならなければ・・・そんな危惧の念でした。
 <DVD版>と<劇場版>は同じ作品ですか?とお聞きしたところ、作品は違いますとのご返事。
 <劇場版>は中村さんがお亡くなりになった後のアフガンにもロケをして、その状況もおさめているので作品は明確に異なるものです、・・とのことでした。
 そして<劇場版>は、数ある中村哲さんの映像作品の中で唯一上映権(人を集めて上映を行う権利)の備わった作品でした。
 それでも、私たちが各地でこの映画の上映のお誘いをした中で、DVD版での上映のことはいくつかの障害になっていました。
 さて佐久市ですが、そんなお声が周りから出て、いささか意気消沈をした様でしたが、意を決して私にご連絡を下さいました。
 “とにかくお会いしたい・・・。”とお伝えして佐久を訪れて、ていねいに事の経過、そして<DVD版>と<劇場版>の違いをお話しました。
 正規の上映権のある<劇場版>の上映で、映画の創り手の権利も守って欲しい・・・そんな私の思いを受け止め、上映を決意して下さり、迎えた上映会は800席の会場では入り切れず、第2会場も設定しての大成功上映会となり、900名の市民の方々が足を運んで下さいました。
 引き続いての上映は、以前のブログでもご紹介した茅野、松本、塩尻の三市連鎖上映でした。
 結果は、茅野市1,123名、松本市1,441名、塩尻市1371名、・・・これも当初予想もしなかった大成功上映会となって、希望の灯はその灯を県内に次から次へとともして行ったのでした。
 昨年末から報道をにぎわしていた政権与党の裏金を巡る不法行為の数々、年明け早々の北陸の地震・・・未来に向けて漠たる不安を感じさせる現代社会・・・こんな時代の中で、多くのそして幅広い方々が改めて中村哲さんの残した足跡の高潔な意義に気付き、上映会に足を運んで下さった証は各地での窓口入場者とプレイガイド販売の驚異的な数字にも現れたのではないかと思えるのです。
 長野県内各地にともった希望の灯は、飯田市、駒ケ根市、上田市、安曇野市に更にその輪を拡げて、更に全県に拡がる人の幸せを願う大きな上映運動となろうとしているのです。
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超満員の佐久市上映会

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茅野市上映会には多くの市民がおいででした

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監督も駆けつけた松本市上映会



# by cinema-tohoku | 2024-02-07 09:56 | 映画 | Comments(0)
 1月6日、シネマとうほくの本年初の上映会は静岡市での「荒野に希望の灯をともす」上映会でした。
 「エクレール お菓子放浪記」の原作者、故西村滋さんを取り巻くお仲間グループのお一人Hさんが上映を引き受けて下さり、まさに東奔西走のご努力でたどり着いた上映会、遠路たどって静岡まで行って参りました。
 受付には地元の女子高校の生徒たちが立ち、清々しい雰囲気に包まれた会場には続々と市民の方々が足を運んで下さり、700席の会場は1回目の上映が始まる頃には満席、2回の上映でトータル1200名の大成功上映会となりました。
 大きなスクリーンから切々と流れる中村哲さんのメッセージは観客の胸にしみ込むように伝わって行ったのでした。
 年明け早々、北陸地方をおそった大惨禍は、この地の人々のおだやかな正月を奪い、一転して先の見えない避難所での生活を強いることになりました。
 そしてその翌日、テレビのニュースから飛び込んできた日航機事故の強烈な映像はショッキングなものでした。
 機内の乗客は・・・。
 この瞬間に400名近い同胞が業火に焼かれてその命を失っているのかも知れない・・・。
 この映像は私を不安な思いに突き落としたのでした。
 ところが・・・、テレビのチャンネルを民放に回した時、私の胸はたちまちのうちに凍り付く思いにさせられました。
 北陸では数多くの同胞が明日をも知れない暗転した生活を強いられ、羽田では400名近い方々が生命の危機にさらされているこの瞬間に、民放テレビ局が流していた映像は下品な、言葉では語ることの出来ないあまりに品性下劣なものだったのでした。
 せめて番組を中断して、スタジオから視聴者に向けて羽田の事故の一報を報じる配慮はなかったのか・・・。
 報道の使命さえ忘れ去ったあまりの心ないテレビ局の姿勢は私たちの社会がたどり着いてしまった現実を私に突きつけたのでした。
 そんな重い心にされた年明けでしたが、静岡の上映会場に流れた“人のこころのやさしさ”は私の胸に語りかけてくれたのでした。
 “まだあきらめなくとも良い・・・”と。
 静岡にともった「希望の灯」に本年一年の努力を誓った私でした。
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新年早々大成功の静岡上映会

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静岡上映会場は、家康の居城駿府城の一角に


# by cinema-tohoku | 2024-01-09 16:08 | 映画 | Comments(0)
 新しい年が巡って来ました。新年早々から、石川県を襲った地震…。今年の先行きに不安を感じさせる年明けとなりました。被災された方々のご無事と、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
 振り返ってみれば昨年は長く暗かったトンネルから抜け出して、やっとその先の光を見た思いの一年でした。
 「荒野に希望の灯をともす」は、私たちの暗かった道に希望の灯をともしてくれましたし、引き続いた「オレンジ・ランプ」は、その上映の輪を本年に向けて大きく拓いています。
 そして・・・私たちの配給のその次を担う作品が、昨年12月20日現像所で産声を上げました。
 思いを込めて願うなら、凶事の連鎖のその先に、慶事の連続が連なっている・・・そんな思いにもさせられたこの数年の歩みでした。
 コロナの3年間は、私にも3つの歳を重ねることを強いました。
 それでも、もうしばらくの現場での活動を強く心に誓った正月でありました。

 昨年から年賀状のごあいさつを廃止していました。
 毎年繰り返す年末の膨大な労力と出費にいささか辟易たる思いにさせられていたからでありました。
 そして本年も年賀状は無し・・、何ともおだやかな年末でした。
 これまで惰性で続けて来たいくつかのことを見直して見ることも必要なのかも知れません。
 昨年末から次から次へと明らかになった、現政権の腐敗の数々には、絶望的な思いにもさせられていました。
 それでも選挙の度に、国民は今の政治を選択し続けて来ました。
 まるで惰性の様に・・・。
 そしてその結果、その内部腐敗は止まることを知らないまでのものになっていたのだと思うのです。
 ここで立ち止まってもう一度見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
 まるで惰性の様に続けて来た今の政治の選択についても・・・。
 “惰性に陥ることなく、常に新鮮な思いで課題に立ち向かう・・。”そんな思いも胸に刻みながら、新たな一年に向って参りたいと思っております。
 皆様方・・・本年も変らぬご指導とご援助をよろしくお願い申し上げます。
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# by cinema-tohoku | 2024-01-01 10:00 | 映画 | Comments(0)