
27日夜、京都の出張から戻り、翌日の準備のため事務所に寄りました。
点灯した事務所の蛍光灯に浮かび上がる机の上に一枚のハガキ...。
私に宛てた宛名の文字は、何と忘れもしない西村先生の直筆の文字!
裏にはこんなご挨拶が...。
生きる よろこびを
食べさせていただきました
みなさんの友情を おいしく頂きました
ありがとう さようなら
そして先生がお亡くなりになられた2016年5月21日の日付が記されていました。
自らの最後を知って、ここまでの気配りをされていた西村先生...。
何と見事な、そして心やさしい旅立ちでありましたことか...。
それにしても、大変なお体をおしてこのハガキをお書きになられた西村先生のお心を思い、涙があふれるのを抑えることは出来ませんでした。
日本人の「劣化」が語られ、日々の信じがたい報道に晒されていた私に、まるで天国から送られてきた様なこのハガキは、最後の瞬間まで誠実に、そして必死に自らの道を歩み通した一人の男の見事な生き様を私に語ってくれたのでした。
西村先生...短い間でしたが、差し伸べていただきました数々のやさしさ、本当にありがとうございました...。
私はもうしばらくこの世で奮闘して見ようと思っています。
