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<「荒野に希望の灯をともす」三市連鎖上映>最後の実行委員会

 以前のブログでも触れました、長野県<三市連鎖上映>が見事な大成功をおさめて、最後の実行委員会が松本市で開かれました。
 この場には、茅野市、松本市、塩尻市三市の実行委員会から12名の方々がご参加、この上映を大成功に導く大きな役割を果たしてくれた信濃毎日新聞社のご担当の方も加わって、にぎやかな楽しい最後の実行委員会となりました。
 この企画を立ち上げた時、私が頭の中に描いた観客の目標は三市トータルで1,500名でした。
 しかしながらこの私のイメージは、見事なまでに予想はずれとなったのでした。
 当初上映運動が始まった時、前売り券の販売数は茅野市を除くなら、いささかの苦戦を強いられていました。
 でも・・・信毎に告知広告が掲載されるや・・・各地の実行委員会の方々のお声がはずみ始めたのでした。
 “たくさんのお問い合わせのお電話が入って、プレイガイドも売れ始めた・・・”と。
 信毎の広告はその後も回を重ねて、上映が近づいて来た時には、各地の実行委員会の方々の顔色が今度は青くなって来たのでした。
 “プレイガイドの売れ枚数が急速に拡大して、このままでは観客を収容出来なくなる・・・”と。
 急遽対策を練って、茅野市は上映回数を当初の3回から5回に増やし、松本市と塩尻市は上映予定会場の他に第2会場を設定し、その対応にあたりました。
 そして迎えた上映当日・・・いくつかの事前の対策はしたものの、おいでいただいた観客の数はそれをも上回り、せっかくおいでいただいたにもかかわらずご入場出来ずに、次回にお回りいただいて、何とか3市の上映を無事に終えることが出来たのでした。
 最終の観客数は3市トータルで4,000名を数えるまでに膨らんだのでした。
 熱い会場となりました。
 人の幸せと正義を求める方々の願いが会場に響き、主催者と観客の方々の思いが一つになったこの上映会の反響は、多くの県民のお声となってしばらくは止むことはありませんでした。
 現代社会に目をやるなら、極度にまで高まった<政治不信>に加えて、1月1日突然北陸を襲った地震からの復興も未だ明らかにならず、国の未来に漠たる不安の拡がる今、この上映会に示された民意は私たちの歩む道の先に、確実な<希望の灯>をともしてくれたのかも知れません。
 4,000名の観客の内訳が明らかになりました。
 プレイガイドで売れた前売券の数と、当日券でご覧になった数の合計は、3市それぞれで600~700枚。
 そして、実行委員会の方々による手売りの前売り券がこれもそれぞれ600~700枚。
 地域の上映運動と、報道媒体の力が一つに合わさったこの<三市連鎖上映>の経験は私にこの作品の持っている更なる可能性を雄弁に語ってくれたのでした。
 カバンの中に映画の資料をつめ込んで・・・。
 全国への行脚の日々はこれから先に続いていくようです。
<「荒野に希望の灯をともす」三市連鎖上映>最後の実行委員会_a0335202_10071589.jpg
会議終了後の昼食会には話の花が満開に



by cinema-tohoku | 2024-03-18 10:10 | 映画 | Comments(0)