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     <山形県…共生社会への願い>

 前回のブログで、認知症をテーマに製作された映画「オレンジ・ランプ」について触れました。
 今、この作品の上映の輪が山形県で大きく拡がろうとしています。
 私たちの県内上映運動の働きかけに最初のご賛同の手を上げて下さったのは、「認知症の人と家族の会 山形県支部」の方々でした。
 6月30日から始まった全国劇場公開の上映館は、山形県内では山形市の1館のみ・・・残念な思いでいたところのお声がけに、家族の会の方々は大きな喜びでご賛同して下さいました。
 続いて、上映運動へのご参加を決めて下さったのは、TBS系列のテレビユー山形(TUY)でした。
 TUYとは、これまでも何本かの県内上映をご一緒に展開して参りました。
 全国の中でも高齢者人口の高い山形県・・・認知症対策は避けて通ることの出来ない喫緊の課題・・・この県内上映を通して健やかな県土の未来づくりに貢献したい・・・そんな熱い思いで、TUYも参加を決めて下さいました。
 家族の会とTUY、そしてシネマとうほくで<山形県上映をひろめる会>を立ち上げ県内各市町村への上映のお呼びかけを始めました。
 6月に制定された「認知症基本法」もあったので、各市町村へのお呼びかけの窓口として行政に的を定めて、TUYと私での市町村行脚が始まりました。
 それぞれの市や町や村での首長さんやご担当課長さんとのご面会は進み、全て回り終えた結果は予想を超える大きな可能性を語るものになりました。
 行く先々で、各市町村の方々は上映への熱いご賛同を語って下さり、ことによると<山形県全市町村上映>が実現するかもしれない・・・そんな素晴らしい反響となったのでした。
 そして、そんな中で県内トップ上映が行われたのが、河北町でした。
 河北町の町づくり団体、「ご・ざ~れ広場」はとてもお元気な高齢者の団体、これまでも年一回町民に向けた映画上映を行って来ました。
 コロナで3年間上映会が出来ずに残念な思いでいましたが、やっとコロナも一段落、是非上映会をとのご要請で実現した久し振りの上映会となりました。
 12月9日、県内トップとなった上映会には650人の町民の方々が足を運んで下さり、河北町は全県上映の見事なトップバッターの役割を果たして下さいました。
 人と人とが心をつなげ、互いに支え合う地域社会を願って・・・山形県はこんな願いの実現に大きな一歩を踏み出したのかも知れません。
     <山形県…共生社会への願い>_a0335202_13421391.jpg
県内トップの河北町には多くの町民がおいでになりました



by cinema-tohoku | 2023-12-13 13:44 | 映画 | Comments(0)