1970年に公開されて、世界的大ヒット作品となった映画「ひまわり」をご記憶の方は多いと思います。
今この作品が、<ウクライナ支援>の役割をになって、全国に急速に上映の輪が拡がり始めているのです。
戦争で引き裂かれる愛し合っていた男女を、ヘンリー・マンシーニの切ない曲が彩ったこの作品は当時大ヒットとなり、それ以降も何度も劇場公開され、その度に映画ファンの心をつかんできました。
「ひまわり」が、<ウクライナ支援>の役割をになって登場したことには、当然ながらこの作品が描く、戦争の残酷さのテーマがありましたが、その最大の要因は、ラストシーンの一面に拡がるひまわり畑のロケ地がウクライナだったことでした。
ウクライナの首都キエフの南500キロのへルソン州に拡がるひまわり畑は、その美しさ故に、愛し合っていた二人をひきさく戦争の理不尽さを際立たせてくれたのでした。
2月24日、突然国境を破ってウクライナへの侵略を開始したロシア軍は、多くのウクライナ人の、そしてロシア人の命も奪って行きました。
日々、報道から流されるこの悲惨な映像は、不当なロシアへの糾弾と、ウクライナへの支援の声を、急速に世界に拡げることになりました。
そして、そんな報道の一つに、あるウクライナ人女性のロシア兵への??責の声がありました。
〝戦死しても花が咲くように、ポケットにひまわりの種を入れなさい・・・〟との言葉が・・・。
ひまわりがウクライナの国花だったこともあって、ひまわりは抵抗のシンボルとして語られることになったのでした。
そしてそんな流れから、映画「ひまわり」は、注目されることになりました。
この動きは、口から口へと伝えられ、多くの映画関係者の知るところとなって、映画「ひまわり」は、ウクライナ支援を訴える映画として、大きな役割をになおうとしているのです。
ウクライナに・・・そして、地上に「平和」を・・・。