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        ソロリ、ソロリと…

 突然のコロナ禍で、全ての仕事を奪われてから4ヶ月が流れていました。
 この間、季節は冬から春へ、そしてもはや初夏を迎えていました。

 長いようで短かったこの4ヶ月…正直に申し上げるなら、とてもつらい毎日でした。

 先の見えない感染の拡大…そして、国中を覆う「自粛」の声、声、声。
 数多くの業種の方々が、その仕事を奪われて行きました。
 そして、私たちも…。
 今日は北海道、そして明日は京都…、連日のように連なっていた出張が全く無くなりました。
 仕事が止まってしまったので、かかってくる電話は、ほんの僅かに。
 そして…会社の収入は、見事なまでにゼロになってしまいました。
 あの時、〝今は耐えなければ…″そう思った私は、自らに課題を課しました。
 私たちの会社は、その存続さえ危ぶまれる状況に追い込まれてしまいましたが、自らの生活を律して、そのリズムを崩してはならない、との課題を…。
 こんな時、何よりも健康であらねばならないと思い、毎朝のランニングを日課にしました。
 そして、目に見える仕事は無くなっていましたが、毎日必ず定時に、会社に出ることも課題にしました。
 〝弱音を吐かずに、歯を食いしばって…″9年前、東日本大震災と向かい合った時の自らを思い返しながらの4ヶ月でもありました。
 そんな辛い、そして時には折れてしまいそうな私を支えてくれたのは、<JSN支援運動>でした。
 支援運動が立ち上がるや、全国から寄せられる有難いご支援は、当初は予想もしなかった大きな拡がりとなって、毎日事務所に寄せられて来ました。
 そこに添えられたメッセージの数々は、私の胸を熱くさせ、励ましても下さいました。
 そして、これに付随して、見る見るうちに仕事が目の前に積みあがって行きました。
 ご支援者へのお礼状、ご支援者へのお礼の品々の発送準備…。
 そんな実務にも追われながら、シネマとうほくの未来とも向かい合った日々でした。
 そして、4ヶ月が過ぎていました。
 国が発した「緊急事態宣言」なる恐ろしい響きの体制が解けて、テレビでは、一転して明るい話題を振りまきはじめました。
 こんな動きに背を押されるようにして、私の周りでも少しずつ、仕事が動き始めてきたのです。
 そして…先日は、コロナ禍以降初となる東京出張でした。
 久し振りに、愛用のカバンに一式を詰め、前の晩は何とも不思議な緊張が…。
 以前は、いつもほぼ満席だったはずの仙台発7時52分発の新幹線…何と乗車した車両にはたった8人の乗客…それでも、やっと出張できた感慨を胸に車窓に身をゆだねたのでした。
 ソロリ、ソロリと仕事は動き出したようです。
 このまま、収まってくれることを願わずにはいられません。
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たった8人の乗客

 
 


by cinema-tohoku | 2020-06-23 10:08 | 映画 | Comments(0)