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          盛岡

 心安らぐ北の街盛岡・・・私を生み育てた故郷です。
 仙台まで、新幹線に乗るなら45分、泊ることはほとんどなかったのでしたが、昨日の夜の予定が急に変更になって、そのまま盛岡の宿泊を決め、思いたって市内で書店を営む中学校の同級生に連絡をして、これも中学の同級生がやっている居酒屋で久し振りの旧交を温めました。
 昭和23年に盛岡に生まれた私でしたが、父親の転勤でその後、函館、東京と転校を重ねて、盛岡に戻って来たのは中学2年の時でした。
 すっかり東京の少年の風情となっていた私にとって、久し振りの故郷は驚きの連続でした。
 街の真ん中を馬車が堂々と通り、道路には馬糞が・・・入学した下小路中学のクラスに身をおいて、クラスメイトの会話に耳を傾けて・・・困った!言葉が分からないのです。
 そして、クラスで目立った女子生徒の口からは、自らのことを“俺は・・・〟。
 何とも大変なところに来てしまったと思いながらも、いつの間にか盛岡の少年に変身していたのでした。
 それから高校の卒業まで、私を見守った盛岡の街は、壁にぶちあたったその都度に、私の心を支えた癒しの街でした。
 幸い空襲の被害をこうむることのなかった古い街並み、街の中心を流れる清流、石川啄木が振りあおいだ城跡、遠くに望む秀峰岩手山・・・。
 通りすぎた風景としてのそれだけではなく、私の人格形成にもこの街は大きな影響を与えた様にも思えるのです。
 中学の同級生が営む居酒屋は、300年をこえる歴史の盛岡八幡宮への参道からはいった横道にあります。
 聞けばもはや40年続けて来たという店のカウンターに、55年前の中学生が3人・・・。
 満開に咲いた昔話に夜は更けて行ったのでした。
 明けた今日は、10月から盛岡ルミエールで公開が決った「あの日のオルガン」上映成功への支援団体回りです。
 久し振りの故郷と友に心癒され・・・さあ出発しますか・・・。
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街を流れる中津川


by cinema-tohoku | 2019-07-10 10:03 | 旅と出会い | Comments(0)