マイホームタウン
昨夜、久し振りに仙台に戻って、今日は仙台での朝を迎えました。
自宅で朝食を摂り、バスで事務所へ・・・。
幸いの晴天に恵まれて心おだやかな朝でした。
バスに乗りながら、不思議な既視感を覚えました。
そして思いあたったのでした。
間もなく8年が巡って来る2011年のことだったことを・・・。
完成直後に東北を襲ったあの大惨禍で東北での上映を断たれた「エクレール~お菓子放浪記」・・・、私たちはあの時一大決心をしました。
この作品の全国上映を通して、全国に被災地支援への願いを語ろうとの・・・。
そして、そこから始まった全国への旅は、12泊、13泊と日を連ねていったのでした。
ヘトヘトになってやっと帰ったあの日の仙台の朝も、今日と同じくおだやかなほほえみで私を迎えてくれていたのでした。
やはりバスの乗って事務所に向う私を、不思議な安堵感が包んでもいました。
そうでした、あの日と同じ感慨だったのでした。
やはり、ここは私のマイホームタウン。
生活があり、迎えてくれる家族が、そして会社の同僚や友人がいて・・・。
人は、帰るところがあるから旅にも出ることが出来るのだと思うのです。
そんな一時の感慨を胸に、久し振りの事務所の扉を開きました。
今日一日で、たまった仕事をこなさなければ。
