上映初日
何回経験しても、初日の数字とお客様の反応は気がかりなものです。
しかしながら、私はこの日を、この作品とは別の仕事で徳島で迎えました。
そして、翌23日上京、この上映のメイン会場となった、新宿ピカデリーでの舞台あいさつの回に、製作委員会メンバー一同が集合となりました。
新宿ピカデリーで最も大きな580席のシアター1を満席に埋めた舞台に、上映終了後登場いただいたのは、この作品のダブル主役をつとめていただいた戸田さん、大原さん、そして疎開保育園の園長役の田中さんと平松監督でした。
それぞれの方々が、語る作品への思いや撮影中の裏話に、場内の観客の方々は映画の感動を更に新たなものにもしていただいた様でした。
このスタートの日22日に、やはり初日を迎えた作品は何と35本もありました。
幸い、ご覧いただいた方々の反響は素晴らしく、「ぴあ」の初日満足度調査では、僅かな差で一位はのがしましたが堂々の第二位を占め、我々製作委員会一同、今後への期待を抱かせるスタートとなりました。
劇場上映はスタートを切りましたが、私たちの全国上映はこれだけで終わるものではありません。
夏からは、映画館が姿を消した町にも村にも、ていねいに時間をかけてこの上映を拡げて行きたいと願っています。
いよいよ長い旅のスタートです。