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「じんじん・2」

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 「じんじん・2」製作の夢が動き出しました。

 「じんじん」はその完成から3年を迎えましたが、上映は止まるところを知らず全国に大きく輪を拡げていました。

 人口はたった3500人…、その始めはほんとうに小さな剣淵町から発信された、これも始めは小さな願いがここまで大きく育つことを誰が想像したでしょうか。

 閉塞感でいっぱいになってしまった様な現代社会…、それでもそこを乗り越えて新たな未来を拓く一つのカギが「地域社会」と「家族」の再生にあることに気付いた人々は、「じんじん」の地域上映の実現にその手を熱く重ねて下さいました。

 そして、そんな多くの方々の願いは、ここに至るまでにその上映の輪を、全国500ヶ所、20万人観客にまで拡げたのでした。

 この一人一人は、莫大な宣伝費によって“集められた観客”とは本質的に異なる、まさにより良き国の未来を願う“熱いお声”でもあったのでした。

 そして、そんな上映地の一つに神奈川県秦野市がありました。

 秦野市は「じんじん」の山田監督がお住まいの町、早い時期から上映実現に向けた動きがあり、私も市長さんとご面会、上映は市長さんのご賛同も得て成功に向けてすべり出したのでした。

 そして巡った試写会の日…ご覧いただいた方々からは交々に感動のお声が語られ、更にはこんな素晴らしい映画を秦野市で撮影してもらいたい…、こんなお声がごく自然に参加者から語られたのでした。

 そしてあれから2年…、秦野市民は夢を現実のものとするため、一歩一歩その夢を育んでいたのでした。

 こんな市民の夢を受け止めた市長さんが6月の定例記者会見の折に、これを発表、市としても全面的に応援をする…との動きとなって、「じんじん・2」製作の夢はその実現に向けてスタートを切ることになったのでした。

 剣淵町民が心を込めて発信した地域社会と家族再生の願いは、秦野市民にそのバトンが手渡されることになった様です。

 こんな、まさに“夢の様なお話し”は、来年「じんじん・2」となってその実を結ぶことになりそうです。

 来年又、スクリーンで銀三郎と再会できるかも…。

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by cinema-tohoku | 2015-07-03 13:26 | 映画 | Comments(0)