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 間もなく2015年の幕が下ろされます。

 今日1228日は、私たちの会社の一年最後の日。

 改めて手帳をめくりながら今年も沢山の方々のやさしさに支えられながら走って来た一年だったことを実感しています。

 「じんじん」の上映は500ヶ所を超え、更に大きく全国に拡がっています。

 完成から3年を経たというのにいまだ全国での上映が展開される、日本映画ではまれなとても幸せな長寿作品となりました。

 「ソ満国境 15歳の夏」、戦後70年の節目に平和の願いを語りながら本年スタートした上映も全国に拡がって来ました。

 監督の故郷福井市での大成功や、仙台での市民運動上映等、運動の足跡も多彩なものでした。

 「ちえりとチェリー」は全国発信石巻上映会から、明年春の3県の全国上映、更には来年度の全国上映成功に向けた大きな足がかりを刻みました。

 そして、その一つ一つの上映にたくさんの方々のお顔が思い起こされています。

 私たちの「スローシネマ」はまさに映画を通して人と人との手を結びながら、「地域社会の再生」を語ろうとする上映運動。

来たる年はこの運動を更に数多くの地で展開し、その上映を通して「人の世の幸せ」を語ってゆきたいものです。

 一年間お世話になり有難うございました。

 来たる年が良き年でありますことを...。


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初冬の出雲市駅


 以前のブログでも書きました。

 島根県出雲市で「じんじん」上映を望むお声が上がり、それではまずは何人かで映画を観て、その上で皆のご意見が是非上映をしたい、とのことになるのなら...そんな願いを込めて「先ずもっての試写会」を開いたのは本年729日のことでした。

 幸い、ご覧の皆様方からは、とても熱い感動が語られ、全員一致で上映を決意、ここに集った20人の願いを更に多くの市民と共有するため「大きな試写会」実施に向けて一歩一歩準備を重ね、昨日は(129日)その試写会の当日でした。

 是非来て欲しい...とのご要請を受けて又遠出雲路をたどって参りました。

 幸い、12月にしては穏やかな陽気に恵まれた出雲、上映会場となった郊外の会場には多くの市民の方々が足を運んで下さいました。

 そして開かれた試写会は150人にのぼる方々のご参加で大成功をおさめ、上映運動は明年2月の本上映成功に向けてスタートを切ったのでした。

 それにしてもこの上映、まさに私たちの掲げた「スローシネマ」の典型。

 最初に上映のお声をあげた方は大きな組織の裏付けもない「じんじん」に感動したまさに一市民。

 そして、彼女のお呼びかけで集まった方々も、格段の運動のご経験もない、これもまさに一市民。

 そんな方々が一歩一歩、まさに道を探るようにして積み重ねて来た、ここまでの道筋でした。

 試写会上映中、車座になって実行委員の皆様と話し合いをしました。

 ここまでの丁寧な論議と道筋にやっと自信の片鱗をのぞかせながら、交々に確かな手応えを語る皆様の言葉に、2月の本上映の大成功を確信した私でありました。

 あせらず、ゆっくりと、そして丁寧に...納得のいく階段を一歩一歩登った先に実現する素晴らしい上映会...。

 「スローシネマ」はいよいよその力を全国に大きく拡げ始めたのかも知れません。

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沢山の市民が集まった試写会


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遠くに望む大山




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 早いもので今日から12(※1日に書いた文章です)、この時期になると同年代の方とお会いするといつの間にかこの話題に...。

“年々、時の流れが早くなったことを実感する...、いつの間にか又年末が巡って来た...”と。

 振り返ると子どもの頃、時間の流れはもっとゆるやかに流れていた様に思えるのです。

 夏休みを迎えこれから始まる未知の時間に胸を躍らせ、そして長い夏休みが終わった時、一回り成長したかの如き自分を実感したものでした。

 それなのに...。

 「好奇心をもって未知の世界と向かい合い、新たな経験が多いほど、時間の経過は長く感じる。」

 そんな説もあるそうです。

 そうだとしたらいつの間にか私は惰性で時間を空費していたのかも...。

 ともあれ一年の総決算の月、残された僅かな日々を精一杯に送って、来年はまさに数々の「未知との遭遇」を経験したいものです。


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越前市の街並み


 福井県の古都郡越前市を舞台に、一本の映画が製作の最終盤を迎えています。

 「つむぐもの」、要介護となった一人の頑固な和紙職人と、その介護にあたる韓国籍の娘との葛藤をのりこえた和解を感動的に描く作品です。

 この作品で主役をつとめたのが、大ベテラン石倉三郎さん、何と映画の主役はこの作品が初めてとのことでした。

 既に撮影は終了し、最後の編集段階となり、公開についての検討が幾度かにわたって重ねられてきました。

 この作品でプロデューサーをつとめたM氏は、若いながらも熱き情熱をその胸にたたえた方...、人と人との心を通わせようとするこの作品の公開にあたって、その上映を都市部の劇場のみに止めず、映画館がその姿を消した小さな市にも町にも届けたい...こんな願いを携えて私に連絡をとって来て下さいました。

 シナリオを読んで、その確かな視点に感銘し、非劇場分野での配給をお引き受けして、地元関係者との顔合わせのため初めて越前市を訪れました。

 数々の歴史に彩られた古都は、寺社と蔵が連なる街並み...。

 そして、この作品の直接の舞台となった越前和紙の里、旧今立町では1300年の歴史を誇る紙の神社が、黄色く染まった銀杏の巨木の中に見事なその姿を描き私たちを迎えてくれました。

 そしてその夜、懇親を兼ねた場でお会いした越前和紙工業協同組合のI理事長さんは、いかにもおやさしそうな瞳を細めて、映画公開に向けた数々の夢も語って下さいました。

 改めて見つめるなら「介護の心」は、数々の障害を乗り越えて、人と人との心を通わせようとする努力なのかも知れません。

 年齢も、そして国境さえも超えて心を通わせようとするこの映画の二人の願いは、まさに「介護の心」そのものを語ろうとするものなのかも知れません。

 こんな心やさしき人の願いを、これにご賛同の数多くの方々の心をつむぎながら全国に大きく育て上げてゆきたい...こんな思いを強くした北陸越前の旅でした。

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今立町 紙の神社



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by cinema-tohoku | 2015-12-10 16:57 | 映画 | Comments(0)