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 南アルプス市、山梨県の西端に位置し、市の名前にある通り、日本第二の高峰、南アルプスの北岳をその市域にもつ、美しい景観の市です。

 そんな南アルプス市から「じんじん」上映実現のご希望が届き、そのご相談で初めてこの町を訪れました。

 ご連絡をして下さった方は、市内で保育所の所長をお勤めのFさん、となり町での上映で「じんじん」をご覧になり大感激…是非南アルプス市での上映を…そんな思いを携えてご連絡をとって来て下さいました。

 保育園を経営する法人の理事長をお勤めのご主人様とご一緒に甲府駅までお迎えいただき、初のご対面…。

 無認可保育所から始めて30数年、子どもたちの健やかな未来を願ってご活動を続けて来られた歩みが、そのお姿にしっかりと染み付いている様な、とてもお優しい風情の素敵なお二人でありました。

 まずは、車で保育所へ…。

 着いた保育所では、今まさに子どもたちの和太鼓の練習が始まらんとするところでした。

 ご案内されて入ったホールには、たくさんの大太鼓と小太鼓の列…。

 よくもこれだけの数の太鼓を揃えられたものと感心しているうちに、いよいよ練習の始まり。

 口を一文字に結んで、しっかりと前を向いて、必死に太鼓をたたく子どもたちの姿に思わずジーン…。

 こんな素晴らしい子どもたちのまなざしの未来に、平和な、そして夢いっぱいの社会を手渡してやりたいと願わずには居れませんでした。

 お聞きすれば、これまでも数々の「文化活動」を地域で展開されて来られたお二人、私たちの掲げた「スローシネマの方針」にも全面的にご賛同いただき、南アルプスのふもとでの上映は実現に向けてスタートを切ることとなりました。

 思い起こせばこれまでも、全国にこんな心やさしき活動を続けている方々との出会いがあったのでした。

まだまだ日本は捨てたものではない…そんな思いにさせられた南アルプス市でした。

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 秋も深まった111日、幕張メッセの国際会議場は、全国から集まった、より良い高齢化社会を願う1,000名の方々の熱い熱気に包まれていました。

 東北大学の川島隆太先生が開発した「脳トレ」を通して、認知症の予防や改善にあてようとした「学習療法」は、これを全国に拡げ、このことを通して「地域社会の再生」を計ろうとした「公文」の方々の手で、その輪は大きく拡がっていました。

 このシンポジウムは、「学習療法」が開始から10年を数え、ここからの更なる発展を願って、そのスタートとして開催されたものでした。

 「学習療法」をテーマに製作した長編記録映画「僕がジョンと呼ばれるまで」の全国配給に取り組んでいる私も、川島先生のご講演があるとお聞きして参加して来ました。

 このシンポジウムの冒頭ご講演に立たれた川島先生は、50分の限られたお時間でしたが聴く者の心に響く語り口調で、高齢化社会のあり得べき素晴らしき未来について語って下さいました。

 そのキーワードは「スマートエイジング」…。

 年を重ねることは成長であり、加齢は発展である。

 脳を意識的に使い、脳の前頭葉を活性化させることが出来れば、その先には素晴らしい高齢化社会を実現出来る…。

 そんな、あり得べき未来を、先生は分かりやすく私たちに語って下さいました。

 そして、それに引き続き上映された「僕がジョンと呼ばれるまで」は、前段の川島先生のお話を受けてのものだったこともあり、観客の胸に高齢化社会に向けた確信も語ってくれた様でした。

 このシンポジウムにご参加された方々の輝く表情を拝見して、こんな一歩一歩の運動の積み重ねが、きっといつかは素晴らしい未来を拓く…。

 そんな思いを胸にしまって、次の出張先京都へ向かったのでした。

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熱心に意見が交わされた全体会
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映画に出演のジョンもシンポジウムに駆けつけてくれました



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by cinema-tohoku | 2015-11-19 17:32 | 映画 | Comments(0)

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 震災からの復興と子どもたちの健やかな未来を願って、岩手県に引き続いて昨日(1029日)宮城県上映運動のスタートが切られました。

 この日はこの作品の宮城県上映にご賛同された方々が河北新報ホールにお集まりになり、県内初となる試写会、「ちえりとチェリー」が繰り広げる少女の想像の世界を堪能しました。

 昨日の試写会でも感じたのですが、この作品は不思議な作品と思えるのです。

いわば“山あり谷あり”の物語りではありませんし、どちらかというと感情の高ぶりをあえて抑えながら淡々と語られる作品なのです。

 それなのに、観ているうちに不思議に作品の中に引き込まれ、いつの間にか主人公の「ちえり」に感情移入している自分に気づかされるのです。

 人形アニメーションが持つ、不思議なやさしさのせいなのかも知れませんが、何より、この作品完成に込めたつくり手たちの熱い熱い思いがいつの間にか伝わっているからなのかも知れません。

 昨日もご覧になった方々は、涙をぬぐい、上映終了後は交々に熱い感動が語られる試写会になりました。

 映画の感動が余韻として残っていたのか、その後開かれた呼びかけ人会議では活発なご意見が交わされ、宮城でも上映の運動はスタートを切ることになったのでした。

 こんな熱い思いを持ったつくり手たちの結晶を、東北被災地の多くの親と子どもの胸にお届けしたいものです。

 そして、被災地から全国に大きく育てて送り出したいものです。

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仙台での呼びかけ人会議の様子



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by cinema-tohoku | 2015-11-05 11:30 | 映画 | Comments(0)