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 以前のブログでもご紹介しておりました、人形アニメーション「ちえりとチェリー」が、被災地の復興と子どもたちの健やかな心の成長を願ってその上映の準備をスタートさせました。

 本年3月、宮城県石巻市で全国初めてとなる被災地からの発信上映を開催、それ以降全国上映実現への努力を重ねて参りましたが、石巻上映以降、この作品の上映の意義を更に大きく語ることになった悲しい事件が起きていました。

 岩手県矢巾町では、中学2年の少年が不当な“いじめ”によって、たった13年にしかならないあまりに短かった命を自ら絶ちました。

 そしてもう一件は、この事件を追うようにして明らかになった仙台での、これも“いじめ”に起因する中学生の自殺でした。

 私たちが地域社会と国の未来を見つめた時、そこには当然のように未来へのバトンを受け継ぐべき子どもたちの成長が前提となっています。

 そんな子どもたちの未来が閉ざされた時、それは国の未来そのものの危機であるのではないでしょうか。

 今の時代に生きる私たち大人は、こんな子どもたちの心からの叫びを受け止めて、真剣にこの問題と向き合わなければならないところに来ているのではないかと思えるのです。

 “子どもたちの心に命の輝きを取り戻すために・・・”

 そして今、そんな願いを込めた「ちえりとチェリー」はこの世に生を授かり、全国に向けて上映を発信させようとしているのです。

 全国公開に向けた第一歩は、岩手、宮城、福島の被災3県からおこしてゆくことになりました。

 被災地の復興と子どもたちの心の成長を願った私たちの上映企画は被災3県に輪となって拡がり、上映成功に向けた「上映運動」はスタートをきったのでした。

 あの日から5年を迎える明年春、こんな願いは全国に向けて誇り高く発進することになります。


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by cinema-tohoku | 2015-10-26 09:56 | 映画 | Comments(0)

 なつかしい方が仙台を訪ねてくれました。

 「しんちゃん」、三重県菰野町を起点に全国に向けて絵本の読み聞かせの活動をやって来られた方です。

 しんちゃんとの出会いは2011年震災直後の頃にさかのぼります。

 あの時私は、完成した「エクレール・お菓子放浪記」を携えた全国への旅をはじめたばかりの頃でした

 この動きのご報告に石巻を訪れた時、製作時から大きなご支援をいただいていた石巻グランドホテルの社長のG氏がぜひ引き合わせたい人が居る...まだ石巻周辺に居るはずだから...とお電話をして下さりその直後にお会い出来たのがしんちゃんでした。

 しんちゃんはお仲間の方々と震災直後から絵本を携えて遠路被災地にはいり、被災地の子どもたちに向けて、絵本の読み聞かせをして子どもたちを励ます活動を幾度にもわたって続けていた方でした。

 少林寺拳法の達人でもある彼...、極めてガッチリとしたお体ながら、その目はまるで仏様の様なやさしさをたたえ、笑顔がいつまでも印象に残る...初めてお会いしたしんちゃんはそんな方でした。

 私の語る「エクレール・お菓子放浪記」上映の願いに彼は即座に賛同してくださり、菰野町での上映実現を約束して下さいました。

 そんな彼のご案内で菰野町を訪れ、町長さんとご面会、上映は心やさしき菰野町の方々の手にゆだねられ1500人を超える大成功の上映となって実を結んだのでした。

 そしてしんちゃんとの親交はその後も続き、引き続いての「じんじん」上映にもつながってゆきました。

 そんな彼からのお電話がありました。

 来週、仙台市内の小学校に招かれて、絵本の読み聞かせに行くことになった...もし可能なら会いたいと...。

 勿論了解のご返事をして、山梨県のスケジュールを早めに切りあげて帰仙、久し振りの再会となったのでした。

 変わらぬやさしい瞳にこぼれる様な笑顔をたたえた彼は、熱く熱くこれから始める活動の夢を語ってくれました。

 来年、菰野町を舞台に菰野町の昔話をベースにした「創作絵本コンクール」を開催することになったと...。

 子どもたちの未来にこんなにも熱い夢を描いている男が居る!

こんな夢が語られるうちは、まだまだ日本も大丈夫...。

 そんな思いが胸いっぱいに拡がり、思わず盃を重ねた仙台の一夜でした。

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真ん中がしんちゃん



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