「君の笑顔に会いたくて」上映の輪が着々と全国へ拡がっていました。

 この拡大の最大の要因は、この映画を通して子どもたちの輝く未来を語ることにご賛同いただいた方々が、心やさしきご支援の手を重ねて下さったことでした。

 そのお一人に宮城県選出衆議院議員 西村明宏さんがいらっしゃいました。

 西村さんは、その選挙地盤が、宮城県名取市を中心としたエリア、以前から原作者の大沼さんとはご交流を重ねていたこともあり、この作品に全面的なご支援をお寄せいただいていました。

 その西村さんのご尽力で、上川法務大臣への表敬訪問が実現したのでした。

 西村さんのご案内で訪れた原作者大沼さんと私を、上川大臣は皇居を望む眺望抜群の大臣室で、満面の笑顔で迎えて下さいました。

 私は、以前 上川大臣とご面識がありました。

 「じんじん」全国上映の折、当時の新藤総務大臣が作品をご覧になり大感激・・・。

 結果、総務省としてこの作品に異例なご支援をいただき、全国上映成功の大きな力となりましたが、上川大臣(静岡県選出)は当時総務副大臣をおつとめでした。

 静岡市での「じんじん」上映の折、実行委員会のメンバーに上川大臣のご友人がおいでで、この方に総務省のご支援の件をお話したところ、すぐに上川総務副大臣(当時)に、ご連絡をとって下さり、ご多忙なお時間を割いて静岡上映の折「じんじん」をご覧いただき、その後短時間でしたがお話をさせていただいたことがございました。

 大臣とのごあいさつの折に、その件をお話しましたところ、幸い覚えておいでで、大変喜んで下さいました。

そして、改めてお話申し上げました「君の笑顔に会いたくて」が語るものに、ご賛同いただき、法務省としての更なるご支援をお約束して下さいました。

こんなにも沢山の方々のお手に支えられながら成長している「君の笑顔に会いたくて」・・・この映画はとても幸せな作品なのかも知れません。

そして、その要因は、この作品が語るものが今、かけがえなく大切なものであることに多くの方々が気付かれたからなのかも知れません。

この輪を、もっともっと大きく育てて行きたいものです。

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西村議員、上川大臣、大沼さんとご一緒に


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# by cinema-tohoku | 2017-10-03 16:55 | 映画 | Comments(0)

 朝、暗いうちに起き出して、夜明け前に車で青森県に出発・・・。
 高速にのって迎えた朝は、抜ける様な快晴、いささか冷え込んだ朝だと思ったら、ラジオからは、盛岡の朝の気温は9.3度、今年初の一ケタ台の気温との報せ・・・。
 車窓から望むナナカマドの実はすっかり赤く色づき、季節は一気に秋の装いです。
 以前のブログにも触れましたが、私の長年の企画でした「おおきくなあれ」(仮題)・・・あの戦火の時代に子どもたちの命を守ろうと決意した、若き保母たちの疎開保育園の史実をもとにした映画づくりが動き出していました。
 この企画の実現にあたって、私たちJSNでは、幾度かの会議を開き論議を重ねて来ました。
 そして、その中で大きな論議となったのが製作資金の調達の道についてでした。
 JSN各社とも、残念ながら経済的には厳しい現状・・・各社からの出資では100%の製作費をまかなうことは困難でした。
 それでも、この作品が語る今日的な意義をていねいにお伝えするなら、映画製作にきっと多くの方々がご賛同の手を重ねて下さることを期待して、不足する5000万円の製作費を、一口100万円のご出資による50人のご参加がまかなう方針を立てたのでした。
50人の市民プロデューサーと共に、子どもたちの命と平和を語る歩みをおこして行こうとの願いでした。
そして、この日はこの願いを携えた青森県への旅でした。
訪れた長年の友人、十和田市で小さな印刷屋を営むT氏は、私の願いを受け止めて下さり、何と100万円の現金を準備して私を迎えて下さいました。
この企画の市民プロデューサーのこれが第一号・・・。
 100万円に込めたT氏の平和への願いと、作品への期待をしっかりとカバンに詰めて、次のご依頼先、八戸のA氏とお会いして強行の日帰り出張を終えたのでした。
 この道の先に、平和願う旗が高く掲げられることを信じて・・・。
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津軽平野に裾野を広げる岩木山
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鏡の様な十和田湖



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# by cinema-tohoku | 2017-10-02 17:29 | 映画 | Comments(0)

 企画スタートから3年・・・心を込めて努力を重ねて来た映画「君の笑顔に会いたくて」がやっと完成の日を迎え、この映画の発信地となった宮城県仙台市、名取市、そしてそれに引き続いて東京で、相次いで完成披露試写会が開かれ、トータル1,300人にのぼる方々に向けての全国発のご披露となりました。
 振り返って見れば、シネマとうほくとして製作にあたった作品は、数えてこれが4本目の作品。
 幸いなことに、いずれの作品も無事完成の日を迎え、引き続く全国上映も成功をおさめ、製作とご支援いただいた方々への義理も果たせた思いでございましたが、思い起こせばそこまでの道は、そのいずれもが茨の道でありました。
 何もない地平に設計の図を描いて、監督、脚本家とご一緒に作品をつくりあげる道・・・そして、完成した作品を多くの方々にお届けするためにつくりあげる、全国上映の歩むべき道筋とその仕組みづくり…これも又、苦労の創造の産物でありました。
 そして、これまでのいずれの作品もが、当初予定もしていなかった不測の事態に見舞われ、その対応に翻弄されることもございました。
 とても私の力では創り上げられないのでは・・・こんな不安と日々向かい合った映画製作のそれぞれの足跡でもありました。
 そんな道を、まさに一歩一歩拓きながら迎えることとなった完成披露の試写会の場は、それなればこそ有難く、又自らの歩みに一つの区切りをつける場でもございました。
 迎えた「君の笑顔に会いたくて」試写会場‥‥上映終了後、会場から出てきた方々が頬を染めながら語って下さった感動のお言葉に、これまでの苦労がまさに報われた思いにさせられたのでした。
 しかしながら道は まだほんの半ば・・・これから始まる全国上映に向けたもう一段の努力を胸に誓いながら、配給の仲間たちと交したその夜の盃でありました。
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東京も満員でした

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更女 千葉会長のご挨拶



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# by cinema-tohoku | 2017-09-12 17:28 | 映画 | Comments(0)

 東北の冷害を語る「やませ」が吹き、何と36日にのぼった連続降雨に、ともすれば暗い思いが語られていた東北に、待ち望んだ夏の訪れを告げるような、素晴らしい「母」の上映会が被災地石巻で行われました。

 石巻での上映活動が始まったのは、まだ冬の寒さの残る3月のことでした。

 この作品の上映を通して、平和と民主主義のこころを市民に語ろうとした人の輪は一歩一歩市内に拡がり、迎えた本上映会は、連日の降雨も朝方にはきれいに晴れあがり、数多くの市民が会場に足を運んで下さいました。

 石巻上映は、震災以降のいくつかのハンディを乗り越えての上映会でした。

 その一つは会場問題・・・。

 あの日おしよせた波の壁は市内中心部を破壊つくし、それ以降は、市中心部には上映が出来る会場がなくなり、どこで上映をするのか、実行委員会では幾度かにわたって議論を重ねました。

 そして、その結果、心を込めて話せば、きっと市民は理解してくれることを信じて、市中心部からは相当に離れた、合併前の隣町、旧河北町にある会場での開催を決めたのでした。

 そして、もう一点、準備段階での不安要因となったのが有料催事となるこの上映会への不安でした。

 2011311日、あの日の大惨禍以降全国からのご支援の手は多くの被災者を励ましました。

 そのご支援の一環に、映画上映やコンサート等文化催事を通したご支援も数多くございました。

 そして、その支援催事は勿論のこと無料でした。

 この心やさしきご支援は多くの被災者を励まし、前進への力となりましたが、一面、文化催事は全て無料で行われる・・・こんな思いもごく当然のこととして受け止める心を市内につくることにもなっていたのでした。

 あの日から既に6年の時間が流れながら、このことはその後の市内での有料催事の実現に影ともなっていたのでした。

こんな いくつかの困難も抱えながらの石巻上映1回目・・・何と会場は満席をこえて超満員、残念ながらご入場できず払い戻しもせざるを得ない状況となったのでした。

この見事な大成功上映会は、平和と民主主義のこころを石巻市民の心に刻んだだけでなく、震災からの復興、そして自立のこころをも熱く語ってくれた様でした。

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超満員の石巻「母」会場



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# by cinema-tohoku | 2017-09-04 14:07 | 映画 | Comments(0)
 8月を迎えたというのに、ここ東北の梅雨明けはまだ…、それでも日々つのる暑さは確実に夏の訪れを告げています。

 暑中お見舞い申し上げます。

 皆様方におかれましては ご健勝にてご活躍のことと存じます。

 忘れもしないあの大惨禍から6年の時間が流れて行きました。

 あの日、完成したばかりの「エクレール~お菓子放浪記~」をかばんの中に抱えながら、すさまじい傷跡の石巻に茫然として立ちつくしていた私の姿を忘れることはできません。

 これから私たちがたどる道の先にどんな未来が待っているのか想像すら出来ずに、まさに絶望の淵に立ちつくしていた自らの姿を思いおこしてもいます。

 それでも、あの日以降全国からお寄せいただいた心やさしき人の情けは、ほとんど倒れかけていた私の心を支えて下さり、未来に向けてそっと背を押しても下さいました。

 そしてあの日から、私達シネマとうほくの復興に向けた旅は始まったのでした。

 数々の困難もありました・・・それでも暖かい方々のお手に支えられながら、まるで牛の歩みの様な私たちの歩みは、それでも一歩一歩新たな未来を育んでいたのかも知れません。

 気が付いたら、私たちの手には新たな作品が授かり、そしてその作品は、全国に向けたスタートラインに立っていました。 

 「君の笑顔に会いたくて」、宮城県名取市在住の女性保護司を主人公に、「地域社会と家族の再生」、そして「子どもたちの輝く未来」を語ろうとする作品です。

 極めて限られた予算と厳しい制作条件の中での製作でございました。

 今振り返るなら数々の反省も抱えておりますが、とにかくあの日以降、私共の手によるはじめての映画がこの世に生を授かった思いでございます。

そして、この作品の全国初の試写会が720日・21日両日仙台市と名取市で開催され、製作を支えて下さった県民約800人がご参加して下さいました。

いつもながら、はじめての作品のご披露となる試写会は緊張を強いられます。

手がけて来た作品に込めた思いが観客の胸に伝わったか・・・。

幸い ご覧いただいた方々の反響は上々・・・ 涙をぬぐいながら感動を語るご参加者の姿にホッと胸をなでおろしたのでした。

いよいよ、この作品の県内、そして全国への旅立ちです。

 6年前の大惨禍からの私たちの立ち直りへの願いも語りながら…‥。
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「君の笑顔に会いたくて」


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# by cinema-tohoku | 2017-08-01 16:57 | 映画 | Comments(0)