映画「母」完成

 以前もブログでご紹介しておりました、映画「母」が無事完成を迎え、試写会に行って参りました。
「母」は、これまでも数々の社会的なテーマを取り上げ、旺盛な製作活動を続けて来た、独立プロの老舗、現代ぷろだくしょんが、三浦綾子さんの原作を得て製作に取り組んで来た作品です。
 監督をつとめたのは、御年84歳になられる山田火砂子さん‥…この作品の東北地区配給をお引き受けして以来、何度かにわたってお会いして参りましたが、何せお元気!
お年相応にお足はいささか不自由になってはいるものの、頭とお口はまことにお達者、ご高齢を感じさせない情熱でこの作品の演出にあたられたのでした。
 拝見した作品は、主役をつとめられた寺島しのぶさんの名演につきるものでした。
 秋田県の片田舎、釈迦内村に生まれ、小林家に嫁いで4人の子どもを生み育て、ひたすら夫を信じ、子どもたちを愛しながらその生涯を生き抜いた小林セキの心を、名優寺島さんは見事に演じて私たちに語って下さいました。
 無学で、文字の読み書きも出来なかったセキ……それでも彼女の子どもたちに寄せた純粋な愛は、多喜二の命を奪ったあの時の不当な社会への怒りともなって、彼女を大きく成長させもしたのでした。
 そして、その人生の最後の時を、一人のクリスチャンとして静かに迎えたセキ…。
 そんな 人に向けたセキの無償の愛に彩られた一生を、寺島さんは見事にその演技で私たちに語ってくれたのでした。
 2月から全国、そして東北では5月から始められる「母」の上映。 皆様方のおいでを心よりお待ち申し上げております。

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山田監督と


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by cinema-tohoku | 2017-01-25 11:51 | 映画 | Comments(0)