「おおきくなぁれ」(仮題)を支えて下さる方をお訪ねする旅が続いていました。

 今日は、南アルプス市で民間の保育所を営むFさんとのご面会を求めて山梨県を訪れました。

 一日中降り続いた昨日の雨がまるで嘘の様に、すっかり晴れ渡った青空を背景に、南アルプス、富士山、そして八ヶ岳の山々がその山頂を白く染めた姿で私を迎えてくれました。

 以前のブログにも触れましたが、Fさんは保育園で園長さんをつとめる奥さまとご一緒に「じんじん」の見事な上映をつくりあげていただいた方・・・。

 それ以来何度かお会いして親交を深めていたお方でした。

 Fさんならきっと「おおきくなぁれ」(仮題)の製作にご賛同いただける・・・。

 そんな思いを携えての再会でした。

 ごぶさたのお詫びを申し上げながら語り始めた「疎開保育園」の史実に・・・あの過酷だった戦火の時代に、それでも必死の思いで子どもたちの命を守り抜いた若き保母たちの心に…保母を信頼して、精いっぱいの思いでその未来に向けて生きて行こうとした子どもたちの姿に・・・語るうちにFさんの目はまっ赤に染まり、私が話し終えるや、市民プロデューサーに参加させて下さい・・Fさんは力強く私に伝えて下さいました。

 いささかの不安な思いも胸の片隅にかかえながらスタートした市民プロデューサーの製作運動でしたが、思いもよらない熱い反響がその数を既に目標の50%を超えるところにまで拡げて来たのは、今この作品を全国の方々の胸にお届けすることがいかに大切なことか・・・この思いが届いたからなのかも知れません。

 これからたどる道への、小さな確信も胸に抱きながら、信州松本での「君の笑顔に会いたくて」準備会に参加し、4日間の旅を終えたのでした。

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車窓から望む南アルプス_

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遠くに雪をかぶった北アルプス



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# by cinema-tohoku | 2017-11-01 14:34 | Comments(0)

海老名香葉子さん・・・故・林家三平さんの妻であり、三平さん亡きあとは林家一門を支え、数々の落語家を育てたお方、〝おかみさん〟と親しまれ、日本の母親のイメージを代表するお一人でもあります。

 昨日、台東区根岸にあるご自宅をお訪ねし、久しぶりのご面会のお時間をいただいたのは、現在製作準備中の「おおきくなぁれ」(仮題)にお力をお借りしたいと思ったからでした。

 1945310日・・・あの日海老名さんは、疎開先の沼津から赤く染まる東京の空を見つめていました。

 一夜にして10万人の命を奪った東京大空襲の業火は、海老名さんのご家族にもその手をかけ、彼女は戦後を孤児として生きることを強いられたのでした。

 幸い、故三平さんと出会い家庭を持ち、幸せな生活を送っていましたが、東京大空襲の犠牲者への祈りと、平和への願いがその胸から消えることはありませんでした。

 私が海老名さんとお会いしたのは、彼女の著作「あしたげんきになーれ」がアニメ映画化され、その全国配給を担当したことからでした。

 ご高齢のお体をおして、全国キャンペーンにお付き合いいただき、彼女は行く先々で、心を込めた平和への願いを語って下さいました。

 その後、海老名さんは私費を投じて、上野公園の一角に東京大空襲の犠牲者の慰霊碑を建立され、毎年39日にその前で慰霊祭を開かれてからは、私も毎年参加させていただいておりました。

 久し振りにお会いした海老名さんは、両頬に愛らしいエクボをたたえて、満面の笑顔で私を迎えて下さいました。

 84才におなりになりながらも、平和への熱い願いを持ち続けて来られた海老名さんは、私の語る「おおきくなぁれ」(仮題)の思いに全面的なご支援を約束して下さいました。

 一歩ずつ、まさに一歩ずつ歩みを進めながら、一本の映画は、こんなやさしい方々のお手に支えられてその魂を吹き込まれて行くことを実感し、胸を暖かい思いでいっぱいにしながら東京下町を後にしたのでした。

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おかみさんとご一緒に


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# by cinema-tohoku | 2017-10-31 11:06 | 映画 | Comments(0)

 「君の笑顔に会いたくて」上映の輪が着々と全国へ拡がっていました。

 この拡大の最大の要因は、この映画を通して子どもたちの輝く未来を語ることにご賛同いただいた方々が、心やさしきご支援の手を重ねて下さったことでした。

 そのお一人に宮城県選出衆議院議員 西村明宏さんがいらっしゃいました。

 西村さんは、その選挙地盤が、宮城県名取市を中心としたエリア、以前から原作者の大沼さんとはご交流を重ねていたこともあり、この作品に全面的なご支援をお寄せいただいていました。

 その西村さんのご尽力で、上川法務大臣への表敬訪問が実現したのでした。

 西村さんのご案内で訪れた原作者大沼さんと私を、上川大臣は皇居を望む眺望抜群の大臣室で、満面の笑顔で迎えて下さいました。

 私は、以前 上川大臣とご面識がありました。

 「じんじん」全国上映の折、当時の新藤総務大臣が作品をご覧になり大感激・・・。

 結果、総務省としてこの作品に異例なご支援をいただき、全国上映成功の大きな力となりましたが、上川大臣(静岡県選出)は当時総務副大臣をおつとめでした。

 静岡市での「じんじん」上映の折、実行委員会のメンバーに上川大臣のご友人がおいでで、この方に総務省のご支援の件をお話したところ、すぐに上川総務副大臣(当時)に、ご連絡をとって下さり、ご多忙なお時間を割いて静岡上映の折「じんじん」をご覧いただき、その後短時間でしたがお話をさせていただいたことがございました。

 大臣とのごあいさつの折に、その件をお話しましたところ、幸い覚えておいでで、大変喜んで下さいました。

そして、改めてお話申し上げました「君の笑顔に会いたくて」が語るものに、ご賛同いただき、法務省としての更なるご支援をお約束して下さいました。

こんなにも沢山の方々のお手に支えられながら成長している「君の笑顔に会いたくて」・・・この映画はとても幸せな作品なのかも知れません。

そして、その要因は、この作品が語るものが今、かけがえなく大切なものであることに多くの方々が気付かれたからなのかも知れません。

この輪を、もっともっと大きく育てて行きたいものです。

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西村議員、上川大臣、大沼さんとご一緒に


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# by cinema-tohoku | 2017-10-03 16:55 | 映画 | Comments(0)

 朝、暗いうちに起き出して、夜明け前に車で青森県に出発・・・。
 高速にのって迎えた朝は、抜ける様な快晴、いささか冷え込んだ朝だと思ったら、ラジオからは、盛岡の朝の気温は9.3度、今年初の一ケタ台の気温との報せ・・・。
 車窓から望むナナカマドの実はすっかり赤く色づき、季節は一気に秋の装いです。
 以前のブログにも触れましたが、私の長年の企画でした「おおきくなあれ」(仮題)・・・あの戦火の時代に子どもたちの命を守ろうと決意した、若き保母たちの疎開保育園の史実をもとにした映画づくりが動き出していました。
 この企画の実現にあたって、私たちJSNでは、幾度かの会議を開き論議を重ねて来ました。
 そして、その中で大きな論議となったのが製作資金の調達の道についてでした。
 JSN各社とも、残念ながら経済的には厳しい現状・・・各社からの出資では100%の製作費をまかなうことは困難でした。
 それでも、この作品が語る今日的な意義をていねいにお伝えするなら、映画製作にきっと多くの方々がご賛同の手を重ねて下さることを期待して、不足する5000万円の製作費を、一口100万円のご出資による50人のご参加がまかなう方針を立てたのでした。
50人の市民プロデューサーと共に、子どもたちの命と平和を語る歩みをおこして行こうとの願いでした。
そして、この日はこの願いを携えた青森県への旅でした。
訪れた長年の友人、十和田市で小さな印刷屋を営むT氏は、私の願いを受け止めて下さり、何と100万円の現金を準備して私を迎えて下さいました。
この企画の市民プロデューサーのこれが第一号・・・。
 100万円に込めたT氏の平和への願いと、作品への期待をしっかりとカバンに詰めて、次のご依頼先、八戸のA氏とお会いして強行の日帰り出張を終えたのでした。
 この道の先に、平和願う旗が高く掲げられることを信じて・・・。
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津軽平野に裾野を広げる岩木山
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鏡の様な十和田湖



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# by cinema-tohoku | 2017-10-02 17:29 | 映画 | Comments(0)

 企画スタートから3年・・・心を込めて努力を重ねて来た映画「君の笑顔に会いたくて」がやっと完成の日を迎え、この映画の発信地となった宮城県仙台市、名取市、そしてそれに引き続いて東京で、相次いで完成披露試写会が開かれ、トータル1,300人にのぼる方々に向けての全国発のご披露となりました。
 振り返って見れば、シネマとうほくとして製作にあたった作品は、数えてこれが4本目の作品。
 幸いなことに、いずれの作品も無事完成の日を迎え、引き続く全国上映も成功をおさめ、製作とご支援いただいた方々への義理も果たせた思いでございましたが、思い起こせばそこまでの道は、そのいずれもが茨の道でありました。
 何もない地平に設計の図を描いて、監督、脚本家とご一緒に作品をつくりあげる道・・・そして、完成した作品を多くの方々にお届けするためにつくりあげる、全国上映の歩むべき道筋とその仕組みづくり…これも又、苦労の創造の産物でありました。
 そして、これまでのいずれの作品もが、当初予定もしていなかった不測の事態に見舞われ、その対応に翻弄されることもございました。
 とても私の力では創り上げられないのでは・・・こんな不安と日々向かい合った映画製作のそれぞれの足跡でもありました。
 そんな道を、まさに一歩一歩拓きながら迎えることとなった完成披露の試写会の場は、それなればこそ有難く、又自らの歩みに一つの区切りをつける場でもございました。
 迎えた「君の笑顔に会いたくて」試写会場‥‥上映終了後、会場から出てきた方々が頬を染めながら語って下さった感動のお言葉に、これまでの苦労がまさに報われた思いにさせられたのでした。
 しかしながら道は まだほんの半ば・・・これから始まる全国上映に向けたもう一段の努力を胸に誓いながら、配給の仲間たちと交したその夜の盃でありました。
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東京も満員でした

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更女 千葉会長のご挨拶



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# by cinema-tohoku | 2017-09-12 17:28 | 映画 | Comments(0)